概要

社会災害研究センターの構成スタッフは、大学院環境防災研究科、社会環境学部(環境防災学部)、総合経営学部のいずれかの教員を併任しており、各専門分野の視点から
①行政の防災政策を支援する先端防災研究
②学内の防災教育
③静岡防災コンソーシアムの活動
④市民向けセミナー・講習会の実施
⑤自治体や企業からの研究生の受け入れ
などの活動を通して,社会現象としての災害の実態解明と防災力向上を目指します。

“防災”の研究拠点+地域貢献拠点

設立の背景と目的

静岡県は東海地震などへの対策においてわが国でも防災先進県と位置づけられています。
富士常葉大学は2000年に開学し、同時に県内の高等学術機関としてはじめて、防災に関わる諸課題について研究・教育を行う「環境防災学部」をスタートさせ、これまでも地域の防災政策の推進に様々な協力を行って参りました。さらに、新潟県中越地震や能登半島地震など県外の災害についても活動をおこない、高い評価を受けてきました。
こうした中、学部設立から10年が経過した平成22年度、環境や安全をめぐる問題の複合化・日常化・利害対立の複雑化等により、これらを社会システム全体の問題として捉えなければならない時代への変化に伴い「環境防災学部」を新たに「社会環境学部」へと進化・改編致しました。
こうした変化の中で、環境防災学部が培ってきた“防災”に関する研究・教育の伝統を引き継ぐと共に、本学の理念である「持続的発展が可能な21世紀社会の構築」を目指して、地域における防災研究拠点の一つとして、全学組織としての社会災害研究センターを設立することとなりました。